【新型コロナ】医療従事者支援へ基金創設 県、特別職のボーナス削減額などを充当

神奈川県庁

 神奈川県は12日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける県内の医療や福祉、介護従事者らを支援する基金を創設すると発表した。15日から寄付を募る。

 「かながわコロナ医療・福祉等応援基金(仮称)」の事業規模は、総額20億円を想定。そのうち15億円は寄付金を充てる。県費負担分の5億円は黒岩祐治知事と副知事ら特別職や管理職が6月と12月に支給される期末手当(ボーナス)などの削減額を充当する。

 黒岩知事は12日の定例会見で、国民1人当たり一律10万円が支給される「特別定額給付金」の使い道として寄付してもらうなど「幅広い支援をお願いしたい」と述べた。支援対象や事業内容については「現場の声を反映し、そのときのニーズに合った支援策を展開する」と説明した。

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