イギリス、6月1日より『無観客で行われる文化/スポーツイベント』を許可へ。F1開催の後押しなるか

 イギリス政府は、「大規模な社会的接触を避けつつ、放送のために無観客で行われる文化およびスポーツイベントの実施」を6月1日から許可することになる。このニュースは、7月17〜19日に予定されているシルバーストン・サーキットでのF1イギリスGPに向けて大きな後押しとなる。

 ボリス・ジョンソン首相の国民に向けたスピーチに続き、イギリス政府は、新型コロナウイルスのパンデミックから国が回復するための“ロードマップ”を日曜日に発表した。

 政府が発表した60ページの段階的なロードマップのステップ2は、『再建へのプラン:イギリス政府によるCOVID-19からの回復戦略』という題名がつけられている。イギリス政府は、同国を訪れるすべての旅行者に対して14日間の隔離の義務づけをおそらく5月下旬から開始する。その一方で、スポーツマンを含む“少数の適用除外”を設けるという。

 しかしながら、この件は決定したわけではない。さらに、この“適用除外”にF1を構成する小さな軍隊ほどの人数の技術者や上層部が含まれるのかどうかは明確になっていない。関係者は最低限の人数に絞ったとしても、2000人を超えてしまうのだ。

 F1関係者とシルバーストンの代表者たちは、レースを開催するための安全なロジスティクスについて政府と話し合いを進めている。

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