セパンサーキットが5月12日から営業を再開。10名以下のグループでの使用のみ受付

 MotoGPやEWC世界耐久選手権など二輪の国際イベントを開催するほか、WTCR世界ツーリングカーカップ、そして2020年からスーパーGTを開催するマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットは、5月12日から新型コロナウイルス感染拡大の影響でクローズしていたサーキットの営業を再開すると発表した。

 クアラルンプール国際空港からも近いセパンサーキットは、国際サーキットとしてさまざまな海外イベントを開催しているほか、アジア圏のシリーズでも欠かすことができない主要コースだ。そんなセパンサーキットは、新型コロナウイルスの影響で営業を取り止めていたが、5月12日から再開することになった。

 サーキット構内は清掃と消毒がされており、ユーザーは安心して使用することができるが、使用には従業員、ドライバー、チーム、パートナーの健康を守るために安全に配慮することが求められており、下記の注意事項が挙げられている、

・使用にあたっては事前の申告が必要
・すべての来場者は入場時に体温チェックが求められる。37.5度以上の場合や、熱や咳の兆候がみられる場合は入場できない
・1メートルのソーシャル・ディスタンシングの維持が求められる
・消毒液とマスクがセパンサーキットから提供され使用が求められるほか、手洗いを行い衛生に配慮する
・駐車場は専用のエリアがあり、駐車車両同士は2メートル離す
・1セッションあたり、参加者とクルー合計で10名以上は参加できない

 また、5月23日まではイスラム教のラマダーンにあたり、午前9時〜午後4時までの営業となっているが、とはいえサーキット再開は東南アジアのモータースポーツ界にとって朗報と言えるだろう。

セパン・インターナショナル・サーキット

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