苦境の学生へAPUの「絆」 卒業生ら寄付募り食料届ける【大分県】

新型コロナ

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生活に困っているAPU学生に届ける支援物資。APU職員の前原博信さん(左端)と、配達を担うレザー・イフタカーさん(左から2人目)ら卒業生が学生支援=別府市のAPUプラザ
APU学生を支援する団体のインターネットページ

 【別府】別府市の立命館アジア太平洋大(APU)の卒業生と教職員の有志が、新型コロナウイルスの影響で日々の生活に困っている学生の支援活動を始めた。広く資金を募って食料を調達し、希望する学生にコメ、パスタ、小麦などの物資を届ける。

 発起人は卒業生の岡田祥伸さん(35)=福岡市。全国の大学と同じように、APUでも収入の減った学生が多いと知り、仲間に声を掛けた。「#APU Hands(ハンズ)」と名付けた活動を開始。5月に入って寄付を呼び掛けたところ、国内外の卒業生ら約130人から約380万円(11日現在)が集まった。既に約260人の学生に物資を送り、今週中にさらに160人にも届ける予定にしている。

 卒業生でAPU職員の尾場瀬理沙さん(36)は「想像以上の反響。地域住民も含めて学生を守るために一つになってくれた。両者をしっかりつなぎたい」と意気込む。

 県内は14日に緊急事態宣言が解除される見通しだ。ただ、飲食店や宿泊施設が再開してアルバイトができるようになっても、以前と同じ収入を確保できるか不安を抱く学生は多いという。

 大学では7日からオンライン授業をしている。岡田さんは「今は助け合いの時。本当に困っている学生を救い、全ての学生が学業に専念できる環境を整えてあげたい」と話した。

 寄付などの問い合わせは事務局(TEL080.8550.4086)。