勝てるチームにこだわるベッテル、メルセデス入りが不可能ならF1引退の可能性も

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 フェラーリとの契約を2020年末で終えることを決めたセバスチャン・ベッテルの去就に関心が集まっている。ベッテルはメルセデスのシートを得ることができなければ、F1から引退するか長期休養をとることになるのではないかと推測されている。

 ベッテルは2020年末までのフェラーリとの現契約を更新しないことを決めた。ベッテルにオファーを行っていたといわれるマクラーレンは、5月14日にダニエル・リカルドとの契約を発表。ルノーは、リカルドの後任を明らかにしていないものの、複数のヨーロッパメディアが、2度のF1チャンピオン、フェルナンド・アロンソとの交渉が進行中であると報じている。

『AUTO BILD MOTORSPORT』によると、ベッテルは勝てる体制のチームにしか関心がなく、マクラーレンとルノーのオファーを蹴り、現在、チャンピオンチーム、メルセデスへの移籍を目指しているという。メルセデスとルイス・ハミルトンおよびバルテリ・ボッタスとの現契約は今年末までで、現時点で契約更新の発表はなされていない。しかし、ハミルトンが残留するのはほぼ間違いなく、ボッタスはハミルトンと非常に良好な関係を築いており、2019年にはハミルトンに続くランキング2位を獲得、コンストラクターズタイトル連覇に大きく貢献し、チーム内のポジションを固めている。

 そのため、ハミルトンが急遽引退を決意しない限り、ベッテルがメルセデスに加入するのは難しいという見方が大半だ。メルセデス入りを果たせない場合、ベッテルは引退するか、チャンスを待つために長期休暇をとるしかなくなるのではないかと、ベッテルの母国ドイツのメディアは懸念している。

 古巣レッドブルへの復帰の可能性については、最近モータースポーツコンサルタントのヘルムート・マルコが、現時点ではベッテルを起用するつもりはないとコメントしている。

2019年F1メキシコGP マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)