平戸の逸品詰め合わせ 「普来袋」で地元消費促進

 平戸商工会議所青年部(井芹裕貴会長)が平戸市内の事業所の逸品を詰め合わせた「普来袋(ふくぶくろ)」を企画した。主に市民の消費につなげようと注文を募っている。25日まで。
 商品名の「普来」には、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中でも、「必ず普通の生活が返って来る」というメッセージを込めた。20事業所が500円を目安にした商品を持ち寄り、12店舗分を1セット5千円で販売。購入希望者は事前に所定の口座に代金を振り込む仕組み。
 「普来袋」は当初、注文した住民宅に直接、届ける想定だったが、ウイルス感染予防のため、平戸文化センター(岩の上町)、ふれあいセンター(紐差町)、多目的研修センター(辻町)で受け取ってもらう。市外からの注文には着払いで配送する。
 井芹会長は「今はどの事業者も経営環境が厳しいが、前向きに頑張りたい。同じ組み合わせの袋はないので、受け取る時に選んでほしい」と話している。
 また、同商工会議所など3団体は市中心部の飲食店34店の持ち帰り、配達メニューを紹介するちらし「ヒラドテイクメシ」も配布している。「普来袋」などの問い合わせは同商工会議所(電0950.22.3131)。

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