ビワ「なつたより」 知事らに贈りPR 産地活性化推進協

中村知事(左)に長崎ビワ「なつたより」を贈呈する白崎会長=県庁

 JA長崎せいひや長崎市などでつくる長崎びわ産地活性化推進協議会(白崎純範会長)は11日、県庁を訪れ、中村法道知事に特産の露地ビワの優良品種「なつたより」を贈った。
 同協議会によると、県内の本年度の露地ビワ生産量は昨年8~9月の日照不足や台風の塩害の影響で326トン(前年435トン)の見込み。大粒と甘さが特長の「なつたより」は60トン(同89トン)の出荷量を見込む。
 白崎会長は「今年は暖冬などの影響で食味は良好」とあいさつ。中村知事は「ビワは長崎を代表する贈答品。皆さんと力を合わせ、地域振興につながるように取り組みたい」と述べた。
 同協議会の白崎会長らは同日、長崎市役所に田上富久市長を訪ね「なつたより」を贈呈。田上市長は「季節のものは心が癒やされる」と語った。同市のベルナード観光通りで毎年開いている「びわフェスタ」は、今年は新型コロナウイルスの影響で中止する。

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