宇陀市議会 再び市長不信任案可決 高見市長は失職

 宇陀市議会の臨時議会が開かれ、高見市長への不信任案が再び可決されました。これによって市長は失職し、50日以内に市長選挙が行われることになります。

 宇陀市では今年3月に市議会が最初の不信任案を可決したのを受けて、高見市長が市議会を解散、選挙では市長に反対姿勢をしめす候補が多数を占める結果となりました。きょうの臨時議会には選挙で当選した14人の議員が出席して開かれ、再び提出された不信任案に対する採決が行われました。

「賛成の方の起立を願います。」

2度目の不信任案には可決の条件である過半数を上回る12人が賛成しました。市の保養施設に代わる宿泊施設の誘致をはじめ、市政の混乱の続いた宇陀市は、高見市長の任期半ばでの失職という形で大きな節目を迎えました。

高見市長の失職によって、宇陀市では、50日以内に市長選挙が行われることになり、今後は、高見市長の再出馬など各陣営の立候補の動きに注目が集まります。

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