MotoGP:2020年はワイルドカード参戦が全クラス不可。ロレンソのヤマハ復帰戦は来季以降に

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 5月15日、FIM(国際モーターサイクリズム連盟)は、4月30日と5月7日に行ったオンライン会議でグランプリ・コミッションが協議して決定した競技規則を発表した。

 カルメロ・エスペレータ(ドルナスポーツ)、ポール・デュパルク(FIM)、エルベ・ポンシャラル(IRTA)、坪内隆直(MSMA)で構成されるグランプリ・コミッションは新型コロナウイルスのパンデミックにより新たな規則を定めた。

 今回の発表で2020年はロードレース世界選手権の3クラスすべてのワイルドカード参戦ができないことに決まった。

 これは新型コロナウイルスの影響により、年内に開催されるレースではサーキットに入場できる人数を最小限に制限する対策がとられる可能性があるためだ。ワイルドカード参戦の停止は2021年シーズンの開始前に再度検討される予定だ。

 今季のワイルドカード参戦ができなくなったことで、ヤマハのテストライダーに就任しカタルーニャGPに出場を予定していたホルヘ・ロレンソの出場が延期に。また、各メーカーのテストライダーを担うステファン・ブラドル(ホンダ)、ミケーレ・ピロ(ドゥカティ)、シルバン・ギュントーリ(スズキ)、ダニ・ペドロサ(KTM)、ブラッドリー・スミス(アプリリア)、ロレンツォ・サバドーリ(アプリリア)の出場機会もなくなることになった。

 FIMが発表した競技規則の内容は以下の通りだ。

■ワイルドカード参戦(全クラス)

 2020年シーズンのイベントが無観客で開催される可能性があり、これは参加者の人数を最小限に抑える必要があることを意味する。チームがピットボックスのスペースを最適に利用することも重要である。

 したがってグランプリ・コミッションは、全てのクラスにおいて、2020年シーズンにワイルドカードエントリーを停止することを決定。この決定は、最高峰クラスのコスト削減の方針に沿ったものでもある。

 2021年にワイルドカードエントリーを戻す意図があり、2021年シーズン前にこの規則は見直される。