店頭からハンドソープが消えた!代用品は?専門家に聞く手洗いの注意点

手洗いの励行によって、急激に需要が高まったハンドソープ。
札幌市内の量販店では、ハンドソープの棚が空っぽになるなど売り切れが続き、ネットでは高値で取引されるケースもあります。

今回は、北里大学医療衛生学部の伊与亨講師にお話しを伺い、ハンドソープ不足を解決する「代用品」や、正しい手の洗い方について解説していただきました。

実はハンドソープより有用♪代わりに「せっけん」を手洗いに使おう

名前の通り、ハンドソープは手洗い用のソープ。店頭に並んでおらず買うことができない場合は、「せっけん」で代用するといいそうです。

実は、ハンドソープよりもせっけんの方が洗浄力が高いんですって!

固形のせっけんは、店頭にたっぷり並んでいます。

ハンドソープとせっけん。それぞれを使った手洗いの際に注意すべきポイントを、伊与講師に教えていただきました。

感染リスクを最小限に…。手洗い前に覚えておきたい「注意点」

せっけんを使う前に、まずはせっけんをよく水で洗い泡立てます。
これは、家庭内に万が一(ウイルスの)感染者がいた場合、せっけんを介して感染するリスクを最小限にするためです。
使い終わった後も同様で、せっけんをよく洗ってからソープディッシュに戻します。

ハンドソープの場合は、継ぎ足す前に必ずボトルを水洗いしましょう。
そのまま継ぎ足してしまうと雑菌が増える原因となるので、ハンドソープの清潔を保つためにも、ボトルの中身をきれいにしてから継ぎ足してください。

専門家が教える「正しい手の洗い方」

正しい手洗いは、「泡でバイ菌を落とすイメージ」だと伊与講師はいいます。
過剰に手を洗うと、手荒れをして逆効果になってしまうので、泡を立ててやさしく洗うことが大事なのだとか。

感染予防の基本となる手洗い。非常事態の今だからこそ、正しい知識が必要となります。

© 北海道文化放送株式会社