食材を長持ちさせる保存方法、野菜や肉に魚などちょっとした工夫で新鮮に

買ってきた食材を長持ちさせることができれば食品ロスが減り節約になる上、買い物を回数をぐっと減らすことも可能です。少し面倒かなと思ってもひと手間加えることで食材がおいしく長持ちするのであればやってみる価値はあると思いませんか?

今回は食材を長持ちさせる方法をまとめてご紹介します。


キャベツやレタスの長持ち保存方法

スーパーで並ぶ半分や4分の1にカットされているキャベツは、そのカットされている面から変色していくのを見たことがある人も多いと思います。あれは包丁でカットして空気に触れた面から酸化していくためです。そのためカットされているものよりも丸ごと1個買うのが基本。買ってきたら芯の部分をくりぬき、濡らしたキッチンペーパーを詰め込み冷蔵庫の野菜室保存します。

ジャガイモはリンゴとともに保存

気を抜くとすぐに芽が出てきてしまうジャガイモ。芽の部分をくり抜けば食べることはできますが、それでも栄養分をとられて芽が出てきたジャガイモはしわしわになってきてしまいます。

そこで活躍してくれるのがリンゴです。じゃがいも5~6個に対してリンゴ1個を同じ袋に入れて常温保存します。リンゴが出すエチレンガスの力によってジャガイモの発芽を抑制されるため長持ちします。

玉ねぎは風通しをよくするために吊るす

水分の多い玉ねぎは風通しの良さが勝負。玉ねぎ同士も接触しないような環境にすると長持ちします。例えばストッキングに1個ずつ入れて玉ねぎと玉ねぎの間はストッキングを結んで空間を作るようにして、キッチンに吊るしておくと長持ちします。

にんじんは乾燥を防いで野菜室へ

常温でも保存できないことはありませんが、にんじんはジャガイモや玉ねぎほどは長持ちしません。そのため乾燥を防ぐために1本ずつキッチンペーパーやラップに包んでからビニール袋などに入れて野菜室で保存するようにします。

水菜・みつばなどは根を乾燥させない

水菜やみつばなど細い野菜は野菜室に入れておいてもすぐにしなってしまいます。ポイントは根の部分。根を乾燥させなければある程度はシャキッとした状態を保つことが可能です。そのために水で濡らしたキッチンペーパーで根元の部分を包み全体はビニール袋などに入れてから野菜室にいれるようにしましょう。

大根や蕪は切り離して保存

大根や蕪など葉つきで売っているものは葉がついている部分をカットしてから保存するようにします。葉がついていると例え野菜室に入れていても葉の部分に栄養がどんどんとられてしまい根の部分となる大根や蕪が弱ってしまうからです。

大根も蕪も実(根)の上部1cmくらいのところでカットして葉と切り分け、切り口の部分は乾燥しないようにラップを密着させて包むようにします。

どんな野菜も冷凍できる

野菜は収穫され流通やお店を経て家にやってくるわけですが、その間に日に日に栄養価は下がっていってしまいます。それが野菜室で保存する日数が長くなればさらに栄養が失われて行くのは避けられません。

野菜でも冷凍すれば野菜室で保存するよりもグッと保存期間が長くなります。野菜の冷凍保存法に関しては以前にご紹介したこちらの記事を参照ください。
食費の節約に!野菜をムダにせず、おいしく冷凍保存するコツと上手な活用術

肉や魚を冷凍するときのポイント

肉や魚を自宅で美味しく冷凍するためには2つのポイントがあります。
・空気に触れさせない
・急速冷凍する

空気に触れると空気中の水分が霜となって食材についてしまい味の劣化につながるからです。また冷凍室に入れてから完全に凍るまでに時間がかかってしまうと旨みが逃げてしまうので急速冷凍することも必要です。

そのため空気に触れないようにラップを密着させて包み、その上でチャック付きの保存袋に入れて冷凍保存するようにします。冷凍室に急速冷凍の機能がついていればそれを利用するのもよいですし、ついていなくても熱伝導のよいアルミトレイの上に食材を置きその上に保冷剤を置くようにすると、何もせずに冷凍室に入れるよりも早く冷凍することが可能です。

完全に凍ったら冷凍室の他の場所に移動させます。

買ってきた食材を長期保存することによって買い物の回数を減らすことができれば、家事の時短にもなります。少し手間がかかるかなと思うことが大きな時短に繋がるのでぜひお試しください。

食材を長持ちさせる保存方法まとめ

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