夏の甲子園中止へ 戦後初 新型コロナ影響 地方大会の開催厳しく

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甲子園球場(資料写真)

 8月10日に開幕する予定だった第102回全国高校野球選手権大会(甲子園球場)が中止の方向で検討されていることが15日、関係者への取材で分かった。中止になれば戦後初めて。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、史上初めて中止となった3月の第92回選抜大会に続き、開催困難との見方が広がっていた。日本高野連は20日に運営委員会を開き、中止を発表するとみられる。

 緊急事態宣言が14日に39県で解除されたが、部活動再開のめどが立っていない地域もある。出場権を懸けた地方大会のすべてを開催することが厳しく、8月上旬までに代表校がそろうのは困難な状況だ。

 沖縄県高野連の岩崎勝久会長は「甲子園大会が中止されても、(沖縄で)何も開催しないというのはない」と地方大会の独自開催について前向きに語った。

 日本高野連の関係者は「緊急事態解除は、これ以上延長すれば経済が立ちゆかなくなるから。感染を抑え込むという観点からすれば、まだレッドゾーン。球児にはかわいそうだが、全国大会の開催が難しいのは当たり前だろう」と語った。「(開催への)ハードルは高い。選抜大会の時よりも練習が積めていない状況。授業の問題や熱中症のこともある」と指摘する関係者もいる。

 日本高野連の小倉好正事務局長は「決定していることは何もない。20日の運営委員会で協議します。それしか言えません」と語るにとどめた。

 4月26日には、夏の甲子園大会と同時期に開催予定だった全国高校総合体育大会(インターハイ)の中止が決定。日本高野連の関係者は「インターハイの中止もそうだが、プロ野球が開幕日を決定できなかったことも大きい」と述べた。