ヤベホーム社長「清ちゃんマスク」寄贈 長女通った特支学校に

マスクを寄付する矢部福徳社長(62)=諫早市、県立諫早特別支援学校=

 諫早市の住宅メーカー、ヤベホーム(矢部福徳社長)は8日、医療機関や県立諫早特別支援学校などにマスク9千枚を寄付した。
 同社は障害者施設への福祉車両寄贈など社会貢献に力を入れており、今回も新型コロナウイルス感染症拡大防止につながればと企画。約1カ月かけてマスクを取り寄せ、同校に2千枚、諫早総合病院に3千枚、国立病院機構長崎医療センターに4千枚を贈った。
 矢部社長の長女で2008年に24歳で他界した清子さんにちなみ「清ちゃんマスク」と命名。清子さんは重度の障害があり小学生から高校生まで同校に通学。マスクを受け取った池田孝之校長は「安心して教育活動に取り組める、うれしい」と話した。

 


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