八ヶ岳山麓の長野県茅野市の蓼科地区の旅館や観光施設で新型コロナウイルスの拡大に伴うキャンセルや休業の被害額がおよそ16億5000万円余り見込まれることがわかりました。
「蓼科観光協会」によりますと、温泉旅館などを調べた結果、被害額は1月から4月が5億8000万円余り、5月と6月の予想が10億7000万円余りで、合わせて16億5700万円余りに上りました。加盟する60施設のうち、回答があったのは39施設で全体の損失は更に多いと見られます。
蓼科地区では、新型コロナウイルスの拡大と共に宿泊のキャンセルが相次ぎ、現在はほとんどの施設が月末まで休業しています。
「緊急事態宣言」は、長野県は解除されましたが、訪れる人の多い首都圏はまだ続いていて、観光協会と旅館組合では結果を茅野市に伝え、支援の判断材料にして欲しいと話しています。
蓼科温泉旅館組合・柳沢幸輝会長:
「茅野市とも相談して、いろいろな今後についての相談の第一歩としていければ」