新型コロナウイルスの影響による中断が明けるブンデスリーガ。いきなりドルトムント対シャルケのルールダービーが実現するなど、久々となるトップリーグの試合には大きな注目が集まっている。
そうしたなか、ドルトムントMFユリアン・ブラントとシャルケMFオマル・マスカレルがリーグ公式のインタビューに答えた。
ユリアン・ブラント(ドルトムントMF)
「(今回のダービーが歴史的なものになるという事実について考えている?)
もちろん。ピッチ上で起きることにかかわらず、この試合はすでに歴史的だよ。こんなことは今までなかったからね。
多くの人が忘れないと思う。(無観客開催は)ファンにとっては最悪のシナリオさ。
特にドルトムントファンたちにとって、ホームでの試合に参戦できないことは苦痛だ。
だから、僕たちは彼らの苦痛を和らげなくてはいけない」
オマル・マスカレル(シャルケ主将)
「(このような時に特別な試合をすることをどう思う?)
ブンデスリーガを始めるのにこれ以上のやり方はないと思う。僕らのダービーだ。
これまでとは違うし、僕らにとてはやや難しいのは分かっているけどね。ファンと一緒に戦えないからさ。
この試合が我がファンたちにとってどれほど大事なのかは分かっている。それでも、再開するには完璧な試合さ。
モチベーションになるし、選手たちは興奮している。この試合に勝つために全員が準備し集中している。きっと勝点3をとれる。
パーフェクトになるさ。ファンたちが自宅から応援してくれるのは分かっているし、彼らにとって勝つことが非常に重要だからね」
今季ドルトムントに加わったブラントは24歳のドイツ代表MF。ブンデスリーガ189試合(12125分)に出場しているが、イエローカードは1枚しか貰ったことがない。
ユリアン・ブラント(ドルトムントMF)
「(ブンデスリーガで最後にイエローを貰ったのがいつか覚えている?)
数年前かな?ブンデスでは分からないな。CLでは1枚もらったけれど、ブンデスは分からない。
ひとつ覚えているけれど、あれが最後じゃないかな?」
「(2014年4月。対戦相手は分かる?)
ハンブルク戦だね、あの一枚だけだ。あれが僕にとって最初のスタメンで最後のイエローカードだった」
「(カードを貰わないように積極的に取り組んでいる?)
それは自分自身そのものさ。僕は攻撃的な人間じゃない。
イエローカードを貰う選手たちが攻撃的だと言うわけじゃないけれど、自分はアグレッシブなプレースタイルじゃないんだ。
自分の強みじゃないし、(主審に)不満を言ってイエローを貰うこともあるけれど、自分はそれもしないので、ほとんど貰わないってワケさ」
ブラントは今季のCLで1枚イエローを受けているが、EL・CL予選を含めた欧州コンペティション通算42試合でもカードを貰ったのは一度だけだ。
彼にとって5年ぶりだったイエローシーンがこれ(以下動画6分4秒~)。
自分のミスを取り消そうとして…。これは2019年10月に行われたCLスラヴィア・プラハ戦でのシーン。
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ブラントは国内カップ戦17試合でもイエローはなく、プロ通算で2度しか警告を受けていない。