ボビー・オロゴンだけじゃない 「好感度タレント」がストレス爆発で逮捕の可能性

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5月16日午前11時50分頃、タレントのボビー・オロゴンこと近田ボビー容疑者(54)が、暴行の疑いで現行犯逮捕されました。

被害者は46歳の妻で、いわゆる「DV」と見られています。

ボビー容疑者は埼玉県さいたま市在住で、旧浦和市時代から長らく一家で住んでいました。

「以前、息子さんと一緒に川辺で遊んでいる所を見かけたことがあります。外国人とかタレントとか関係なく、思いっきり『地元民』という感じで、浦和市民からも人気があったと思います」(旧浦和市在住の近隣男性)

ボビー容疑者は、かつては人気タレントとして引っ張りだこでしたが、数年前からテレビでは見られなくなっていました。しかし、ボビー容疑者は貿易関連の会社など5つの会社のオーナーでもあり、裕福な生活をしており、大好きな格闘技も続けていて、悠々自適だったとも伝えられています。

しかも、その人柄を悪く言う人はほとんどおらず、生活にも余裕があって性格も素晴らしく家族想い…そんな好感度の高いイメージがボビー容疑者にありました。

それが、まさかの妻への暴行…詳細は不明ですが、格闘技経験者のボビー容疑者が手を上げて、現行犯逮捕されたことを考えれば、尋常ではない暴行だったことが想像できます。

「世間で好感度が高いと言われているタレントほど危ない」

そう語るのは、芸能人の犯罪にも詳しい事件記者の一人。「いいイメージな人間ほど、裏の顔はヤバい人は多い」と言います。

「なんであんなにいい人が…と言われる人に限って犯罪者だった…なんて話はよく聞くと思います。それは、芸能人だとより顕著だと思います。好感度が高くなると当然人気も出ますし、CMにも抜擢されます。そうなると、好感度をキープすることが至上命題になります。

元々、芸能人なんて気性の荒い人や、一般のルールの枠に収まらない人でないと務まらない面もあります。その分、好感度タレントは内側では計り知れないほどのストレスも抱えることになります」

もちろん、すべてに当てはまるわけではないでしょう。

2019年の好感度ランキング1位はお笑い芸人コンビのサンドウィッチマンですが、そんなトラブルや犯罪を起こしそうな雰囲気は、“今のところ”微塵もありません。

とはいえ、過去において好感度が高かった芸能人が、犯罪やトラブルを起こしていることは事実です。

他のタレント以上に「好感度」が絶対条件となるジャニーズタレントでは特に顕著でしょう。

2018年4月、元TOKIOの山口達也が、番組共演者である女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検された事件は、典型的な例かもしれません。

世間のイメージは女性に優しい紳士そのもので、だからこそ女性向けの番組やCM、事件の現場となった、未成年と共演するNHKの教育系番組にまで出演していたわけです。

しかし、TOKIOのメンバーや近親者にはバレていたようですが、「酒を飲むと本性が出る」…そんな実態がその後、明らかになりました。

また古くは、酒井法子が2009年8月に覚せい剤取締法違反で逮捕され、有罪になった時も衝撃でした。

酒井法子はかつて清純派アイドルの筆頭とされ、愛称である“のりピー”のイメージからは、薬物犯罪といった違法行為は、想像もできなかったからです。

「好感度の高い芸能人も、一部のトップを除いて、このコロナ禍で仕事を失っています。それでも世間の好感度を落とすわけにはいかないですから、そのストレスと焦りから、身内や近親者への暴行やDVも懸念されます」(前出の事件記者)

今回のボビー容疑者も仕事や家族を失う可能性までありますが、この事件は全貌が明らかになるまでは分かりません。ただ、たった一瞬で「好感度を失った」ことだけは間違いなさそうです。(文◎編集部)

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