各ポジションの通算最多打点記録保持者たち

日本時間5月17日、メジャーリーグ公式サイトのトーマス・ハリガンは、各ポジションの通算最多打点記録保持者を特集する記事を公開した。ここではその顔触れをチェックしてみよう。

ハリガンの特集記事では、該当ポジションで通算出場試合数の3分の2以上に出場した選手が対象となっている。また、外野手はポジションにかからわず、通算出場試合数の3分の2以上に外野手として出場していれば対象となり、外野のなかで最も出場試合数が多いポジションに振り分けられている。よって、「そのポジションでの出場時に記録した打点数」ではないことにご注意いただきたい。

各ポジションの通算最多打点記録保持者は以下の通り(打点が公式記録となった1920年以降が対象)。

捕手
ヨギ・ベラ 1430打点
(現役最多:ヤディアー・モリーナ 916打点)

一塁手
アルバート・プーホルス 2075打点
(現役最多:同上)

二塁手
ジェフ・ケント 1518打点
(現役最多:ロビンソン・カノー 1272打点)

三塁手
エイドリアン・ベルトレイ 1707打点
(現役最多:エバン・ロンゴリア 1015打点)

遊撃手
カル・リプケンJr. 1695打点
(現役最多:エルビス・アンドルース 629打点)

左翼手
バリー・ボンズ 1996打点
(現役最多:ライアン・ブラウン 1128打点)

中堅手
ウィリー・メイズ 1903打点
(現役最多:マット・ケンプ 1010打点)

右翼手
ハンク・アーロン 2297打点
(現役最多:ニック・マーケイキス 1031打点)

指名打者
デービッド・オルティス 1768打点
(現役最多:大谷翔平 123打点)
※該当する現役選手は大谷とヨルダン・アルバレスのみ

投手
レッド・ラフィング 273打点
(現役最多:アダム・ウェインライト 71打点)

ちなみに、通算出場試合数の3分の2以上という条件にこだわらず、純粋に「そのポジションで出場したときに記録した打点数」を見た場合、最多記録保持者は以下のようになる(1920年以降が対象。リサーチにはBaseball-ReferenceのPlay Indexを使用しているため、1972年以前の数値には不完全な部分がある。カッコ内は現役最多)。

捕手:イバン・ロドリゲス 1290打点(モリーナ 904打点)
一塁手:ルー・ゲーリッグ 1800打点(プーホルス 1372打点)
二塁手:ケント 1389打点(カノー 1235打点)
三塁手:ベルトレイ 1594打点(ロンゴリア 960打点)
遊撃手:リプケン 1328打点(アンドルース 613打点)
左翼手:ボンズ 1892打点(ブラウン 834打点)
中堅手:メイズ 1816打点(アダム・ジョーンズ 848打点)
右翼手:アーロン 1532打点(マーケイキス 1002打点)
指名打者:オルティス 1568打点(エドウィン・エンカーナシオン 530打点)
投手:ラフィング 189打点(ウェインライト 68打点)

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