アーセナルの背番号1を背負うドイツ代表GKベルント・レーノ。
2018年にレヴァークーゼンからやってきた28歳の守護神が、『Reddit』ユーザーの質問に答える「Ask Me Anything」に登場した。興味深かったやり取りを抜粋してみる。
ベルント・レーノ(アーセナルGK)
「(ロッカールーム内の雰囲気を教えて。真面目なのは誰?面白いのは?イケメンなのは?)
誰が一番イケてるかって?間違いなく自分さ!😉
ロッカールームの雰囲気は最高さ。音楽とポジティブさ、笑いに溢れているよ。
もちろん、悪かった試合後は勝った時みたいにいい感じじゃない。でも、それは普通さ。
僕らは音楽を聞くのが大好きなんだ。何を聞くのかは、DJ次第さ。
DJがムスティ(シュコドラン・ムスタフィ)なら、ドイツのラップ。フランス人たちならフランスのラップ、イングランド人たちならイングランドのラップさ。
ムスティは冗談ばかり言っているのは確かだよ。彼はいっつも喋っている!」
「(アーセナルのフィールドプレイヤーで最高のGKになれるのは誰?あなたがGK以外でプレーしたかもしれないポジションは?)
Auba(ピエール・オーバメヤング)だと思う!
彼のGKとしての能力はよく分からないし、最高になれるかも分からない。
でも、練習後のFKチャレンジでAubaがいいセーブをするのを何度も見ているんだ。とてもうまく跳んでいたよ。
非常に驚いた。もし自分がレッドカードで退場になって、すでに3枚の交代枠も使い切っていたら、彼は(代役GKとして)いい選択肢になるかもね。
もしGKじゃなかったら、自分はCBとしてプレーしていたかな。
何よりも、僕は走るのが好きじゃない!CBなら他のポジションほどは走らない。
タックルするのは好きだし、このポジションは自分に合っていると思う。僕はDFみたいにちょっと身長が高い(189cm)からね」
FWニコラ・ペペは当初GKをやっていた選手でもあるのだが、彼以上にGKとしての適正があるのはオーバメヤングだそう。
ベルント・レーノ(アーセナルGK)
「(若いドイツ人GKとして、オリヴァー・カーンとイェンス・レーマンのどちらにより影響された?)
カーンなら、一時期は世界最高のGKであり、プロとしての鏡、W杯のヒーローだったというのが理由?
レーマンなら、そのプレースタイル、よりビルドアップに絡んだり、高い位置でスイーパー的役割を果たすようにGKが進化することに貢献したのが理由かな?
2人のどちらからも学ぶことができると思うよ。自分はフットボールのレベルでは、イェンスからより多くを学んだね。
自分がシュトゥットガルトのユースにいた頃、彼はトップチームでプレーしていたんだ。
イェンスはカーンよりもモダンなGKだった、クロスへの対応、足元、セーブに優れていたからね。
彼はトップだったし、メンタリティも優れていた。でも、カーンも特別なメンタルをしていたと思う。
クレイジーだったし、イェンスほど技術的には優れていなかったけれど、メンタルのおかげで数多くのセーブをした。時にクレイジー過ぎたかもしれないけれど、彼からも学んだのは確かだよ。
もし、彼ら2人と比べるなら、自分はよりイェンスに似ていると思う。でも、僕はイェンスほどマッドじゃない、ちょっと違うよ!」
ベルント・レーノ(アーセナルGK)
「(過去の選手で一緒にプレーできるなら誰?)
アンドレス・パロップだね、すでに彼は引退している。
自分のキャリア初期だった2013-14シーズン、彼はレヴァークーゼンの控えGKだった。
僕は正GKで、彼はセビージャからやってきたんだ。自分にとっては師匠だった。非常に経験豊富で、とてもプロフェッショナルだったからね。
非常にいい人だったので、彼と一緒に働くのは大好きだった。そのメンタリティは圧巻だったね。今でも連絡を取っているんだ。
彼はEL優勝などキャリアで全てを手にしたけれど、メンタリティが凄かった。現役最後の練習を覚えているけれど、とんでもなかったよ。
また一緒にプレーできたら最高だろうね。
レヴァークーゼンが彼を獲得したのはいいチョイスだった。僕が悪い時期を乗り越えるのを、彼は助けてくれたからね。そのサポートに感謝しているんだ」
レーノが絶賛しまくっていたパロップは、かつて「最も実力のある控えGK」と呼ばれた実力者で、33歳にしてスペイン代表に初招集された遅咲きの人でもある。
そんなレーノの師匠パロップ相手に本田圭佑が決めた伝説フリーキックがこれ!
出た、必殺の無回転!
パロップは2013年にセビージャからレヴァークーゼンに移籍。ドイツでは試合出場ゼロのまま引退したが、レーノにとっては非常に大きい存在だったようだ。