新型コロナウイルスの影響によって長期の中断を余儀なくされた各国のサッカーリーグ。しかし徐々に再開への道筋が整いつつあり、試合の開催が近づいている。
ただ影響を大きく受けそうなのが移籍マーケットで、各クラブの収入が減ったことで投資は乏しくなり、トレードやレンタルでの取引が多くなると考えられている。
『Daily Mail』は、「今夏のマーケットで起こりそうな大型トレード」としてこのような取引をあげている。
ポール・ポグバ と アーロン・ラムジー
クラブ:マンチェスター・ユナイテッドとユヴェントス
マンチェスター・ユナイテッドで立場が悪化しているポール・ポグバ。ブルーノ・フェルナンデスが加入したことで共存が難しくなっているのでは?という声も大きい。
かつてポグバが所属していたユヴェントスは引き入れを狙っており、アーロン・ラムジーの他にもアドリアン・ラビオやドウグラス・コスタらを取引の一部として譲渡する可能性があるとか。
ポール・ポグバ と ギャレス・ベイル
クラブ:マンチェスター・ユナイテッド と レアル・マドリー
ポール・ポグバの獲得を狙っているクラブの一つがレアル・マドリー。クリスティアーノ・ロナウドの穴を埋めるスター選手を必要としており、ジダン監督はポグバが「お気に入り」であることも伝えられている。
レアル・マドリー側は給料が高すぎるギャレス・ベイルを放出することを考えていると言われる。悪口ばかり言われるようになったベイルにとっても、プレミアリーグ復帰は悪くないようにも見えるが…。
ジェイドン・サンチョ と メイソン・グリーンウッド
クラブ:ドルトムント と マンチェスター・ユナイテッド
世界最高レベルのウイングに成長したジェイドン・サンチョを、マンチェスター・ユナイテッドはなんとしても獲得したいと考えている。しかしその価値はおよそ1億ポンド(およそ130.6億円)。新型コロナウイルスの問題で値下がりはしているとしても、現在の情勢では支払うことが難しい。
しかしながら、ドルトムントは長期的な視点で「グリーンウッドを譲渡してくれれば」という条件で取引に興味を示しているという。もちろんマンチェスター・ユナイテッドはヤングスターの放出は避けたい意向を示しているが…。
ネウソン・セメド と ジョアン・カンセロ
クラブ:バルセロナ と マンチェスター・シティ
マンチェスター・シティは昨年夏、ダニーロを取引の一部として譲渡してまでジョアン・カンセロを獲得した。しかしポルトガル代表の彼はほとんどイングランドに馴染めていないため、放出候補の一人になっている。
報道によれば、グアルディオラ監督は古巣バルセロナからネウソン・セメドを連れてくることに熱心であり、そのためにはカンセロを譲渡することを厭わないとも。
アントワーヌ・グリーズマン と ラウタロ・マルティネス
クラブ:バルセロナ と インテル
インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは、このところバルセロナの獲得候補にあがってきた。ルイス・スアレスがキャリアの終盤に差し掛かっている上、ラウタロ自身がリオネル・メッシとのプレーを望んでいると伝えられている。
バルセロナは大金を支払うことができないが、今季期待ほどの活躍を見せられなかったアントワーヌ・グリーズマンを取引の一部として譲渡することが出来るという。実力で言えば世界屈指のFWであり、インテルのアントニオ・コンテ監督にとっても魅力的だろうが…。
ルカ・ヨヴィッチ と ピエール=エメリク・オーバメヤング
クラブ:レアル・マドリー と アーセナル
アーセナルのキャプテンを務めているオーバメヤングは、現在クラブとの契約更新に向けた話し合いが上手く進んでいない。もし合意に至らなければ、来年夏にはフリーになってしまう。それを避けるためには今夏有償で放出するしかない。
いくつかのクラブが彼に関心を抱いているが、レアル・マドリーが最も適切なトレードの条件を提供できる。21歳のヨヴィッチは今季スペインで苦労しているが、非常に改善の可能性が大きい選手だ。この取引の可能性はいくつかのメディアで伝えられていた。
アレクサンドル・ラカゼット と トーマス・パーテイ
クラブ:アーセナル と アトレティコ
ますますこの数週間強くなっている噂の一つが、トーマス・パーテイのアーセナル移籍。彼はミケル・アルテタ監督が狙うターゲットのトップであるというが、移籍金は4300万ポンド(およそ56.1億円)に達するとされている。
アーセナルはそれだけの移籍金を支払うことは難しいため、選手を提供しなければならないだろう。アトレティコがその際に求めるのはアレクサンドル・ラカゼットであると言われている。両当事者にとって得な取引になる可能性もあるだろう。
アルトゥールかウンティティ と タングイ・エンドンベレ
クラブ:バルセロナ と トッテナム
今季リヨンからトッテナムに加入したエンドンベレは、クラブ記録の移籍金で買われたにもかかわらず苦戦を続けている。モウリーニョ監督の指導にも不満を抱いているとも。
バルセロナは彼の引き入れに興味を示しているが、予算的には誰かを提供しなければ獲得できない。アルトゥールはスペインに残りたいと考えていることから、ウンティティが譲渡される可能性も言及されている。