【#今こそひとつに】「僕の家族も医療関係者」―DeNA浜口がコロナ禍で望む社会の協力

DeNA・浜口遥大【写真:荒川祐史】

4年目左腕がコロナ禍で届けたい「医療従事者の皆さんへの御礼」

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう今、各地では「STAY HOME」の動きが広がっている。一方で、この厳しい状況の中でも医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々は、見えない敵が迫る最前線に立ち、私たちの日々の暮らしを支えてくれている。こんな状況だからこそ、身近にいる「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に対し、感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。

「Full-Count」では、野球を好きな人が、感謝の気持ちを発信する特別連載【#今こそひとつに】をスタート。リアルな感謝の声をメッセージ動画とともにお届けする。

今回は、小柄ながらダイナミックな投球フォームで先発ローテの一角をなすDeNA浜口遥大投手だ。

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ファンから「ハマのハマちゃん」の愛称で親しまれる左腕は、2016年ドラフト1位で神奈川大から入団。プロ1年目からキレのある速球とチェンジアップの緩急を生かした投球スタイルで先発として定着した。昨季は17試合で投げて6勝5敗。防御率は3.17と自己最高を記録したほか、課題だった与四球や暴投も激減し、大きな成長を遂げた。

2018年には侍ジャパンに選ばれた経験を持つ期待の左腕。プロ4年目の今季はさらなる飛躍を誓う浜口が、世界中がコロナ禍に苦しむ今、感謝の気持ちを届けたいのが「医療従事者の皆さん」だという。

「僕の家族も医療関係者」「心配でもありますが…」

2月以降、ニュースでは毎日、医療現場での苦労が伝えられている。感染者と接する機会が多く、リスクが高い医療現場では一時、マスクや防護服など必要な物資が足りない状況もあった。そんな中でも命を救うため懸命に働く人々に、浜口は特別な感情を抱いている。

「僕の家族も医療関係者として働いています。本当に大変な中、家族として心配でもありますが、戦ってもらっています」

家族の健康が気掛かりではあるが、社会のために働く姿を誇りに思う。ただ、この状況を乗り越えるためには、みんなで協力することがカギとなる。

「一人ひとりができることをしっかりとやって、早くこの事態が収束するように気を付けて、みんなで乗り越えていきたいと思います」

最前線で働く医療従事者に誓うように、浜口は力強く言い切った。

新型コロナウイルスとの戦いは、誰かが戦ってくれるものではなく、一人ひとりが向き合っていかなければならないものだ。

「頑張りましょう!」

浜口選手から医療従事者の皆さんに、そして私たち一人ひとりに、団結のエールを送ります。

○Full-Countでは、特別連載【#今こそひとつに】をスタートさせました。新型コロナウイルスの感染拡大で社会状況が厳しい中、誰もが「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に感謝の気持ちを抱いた瞬間があると思います。医療従事者や社会インフラの維持に尽力する人たちにその思いを届けたい――。人と人との“距離”が遠い今だからこそ、みんなの心をひとつにしたい――。頑張る人たちにエールと感謝の気持ちを届けるため、様々な「声」を発信していきます。(佐藤直子 / Naoko Sato)

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