シンガポールGP主催者、無観客レースは「実現できない」とF1に通達。日程変更も困難か

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 F1シンガポールGPのオーガナイザーは、F1上層部に対し、マリーナベイ・ストリート・サーキットにおける無観客レースは「実現できない」との見解を示した。

 シンガポールGPは当初、2020年シーズンの第16戦として9月18〜20日に開催が予定されていた。新型コロナウイルスの影響により、F1はスケジュールの再構築を余儀なくされているが、市街地コースの準備に関する大量の物流を考慮すると、シンガポールには日程の変更やそれに適応する余地はほとんどない。

 F1は懸命にカレンダーを再構築しようとしており、この新しいカレンダーには15〜18戦が含まれることになるだろう。しかし、日程の制約やレースプロモーターの財政的な問題と相まって、それぞれの国で実施されている新型コロナウイルスの安全対策や規則は、広範囲にわたる議題をまとめるうえでの大きな課題となっている。

 シンガポール側はF1との“オープンな対話”を継続しているが、今年のレースの見通しは暗いままだ。さらにシンガポールGPのプロモーターは、“無観客レースは実現できない”とすでに通告している。

 シンガポールGPの広報担当者は、以下のように述べた。

「シンガポールGPは、サーキット準備の予定についてシンガポール政府観光局や様々な政府機関と密接に協力している」

「ストリートサーキットは相当な量の一時的なインフラを必要とするので、様々なコンポーネントの建設を終えるための十分なリードタイムを考慮に入れなければならない」

「通常、作業を終えるのに3カ月を要する。そしてこれは、そのような活動が現行の政府規制の下で許可されているかどうかを前提とするだろう」

「我々は今後も動向を注視していく。我々の最優先事項は、ファン、スタッフ、ボランティア、そしてすべてのシンガポール人の健康と安全だ」