「ごぶごぶ」ダウンタウン浜田が愛した“信濃そば”ロケを総まくり

ダウンタウン・浜田雅功と、ゲストとして登場する“相方”、そしてスタッフが五分五分の立場でロケを行うMBSのバラエティー「ごぶごぶ」(火曜午後11:56、関西ローカル)。5月19日放送回では、番組開始より「ごぶごぶ」に7回も登場したお店「信濃そば」の歴代ロケをまとめておくる。

「信濃そば」とは、なんばグランド花月の近くに店を構え、多くの芸人が愛していた名店。東野幸治が番組の相方時代「大阪で食べたいものを食べに行こう!」とスタッフが切り出した時も、浜田は「信濃そばの肉うどん。出汁(だし)がおいしいよな」と即答。そのおいしさは東野も共感するほど。さらに、かつては「ごぶごぶ」のロケ終わりにも「ちょっと信濃寄って帰るわ!」というほどの熱の入れようで、今のように相方がゲストになってからも、ロケで難波周辺を歩くたびに「信濃のそばは、何かクセになんねん」と企画に関係なく話し出すほど、浜田が愛した味。浜田が魅了された大阪の味「信濃そば」と番組との歴史を振り返る。

まずは、初めて「信濃そば」を訪れた回からスタート。浜田・東野に大阪で食べに行きたいものを聞いたスタッフに、浜田がリクエストしたのが「信濃そばの肉うどん」。スタッフの「ミナミは人多いから無理! 2人が歩いたらパニックになる!」という制止も、どうしても食べたい浜田は「なんかあったら走るから!!」と、かつてない熱意で振り切ってミナミにある「信濃そば」に行くことに。ごぶごぶでは珍しく30分ひたすら歩くというロケにもかかわらず、よほど食べたかったのか、着々と「信濃そば」へ。しかし、到着後待望の肉うどんを注文すると、食べ始めたところで番組の洗礼が…。「えっ!? タイミングが全然分かんないです」とさすがの2人も驚きを隠せない。

それから4年後、浜田の思い出の店にピンチが訪れる。「信濃そば」の近くにライバル店が出現し「お客さんが少ない…」と番組に連絡が。そこでスタッフは、浜田の大好物の危機を救うべく「信濃そば全メニュー制覇」という、全109種類のメニューを食べ尽くす企画をスタート。割り箸に一つずつメニューが書いてある「割り箸くじ」を引いて、出たものをただただ順に食べていくというシンプルなルールだが、スタッフやマネジャーも手伝う総力戦になる。一度のロケだけでは食べきれず、同じく「信濃そば」にお世話になってきたミサイルマン・岩部彰、月亭方正、ほんこん、ライセンス(藤原一裕‎、‎井本貴史)、銀シャリ(鰻和弘、橋本直)、アキナ(山名文和、秋山賢太)ら後輩芸人が、その後も助っ人として参戦している。

そんな「ごぶごぶ」の宣伝効果もあってか、大阪を代表する名店となった「信濃そば」だったが、2017年に突如閉店。浜田は大好物の「信濃の肉うどん」がもう二度と食べられないと悲しんでいたが、今年、あのノリノリの美声リーダーによって一夜限りの復活を遂げた。その味に浜田の反応は?

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