【新型コロナ】川崎市2人死亡 集団感染のグループホームで新たに1人発症

川崎市役所

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、川崎市は18日、90代女性と60代男性の2人が死亡し、80代男性の感染が新たに確認された、と発表した。市発表の感染者は累計で266人、死者は19人となった。

 市によると、川崎区居住の90代女性は4月15日、肺炎の疑いで川崎協同病院(川崎区)に入院した。当初陰性だったが、29日に再び発熱し、陽性と判明。転院先の病院で今月15日に亡くなった。市は川崎協同病院で感染したとみている。

 多摩区在住の60代男性は発熱と倦けん怠たい感があり、4月14日に市内の医療機関を受診。改善せず、市内の別の病院を受診し、17日に陽性と分かった。入院していたが、今月16日に死亡した。

 80代男性は集団感染が発生した中原区のグループホーム(GH)に入所。同じフロアで感染者が出たため、14日に検査を受けたが、陰性だった。2日後に発熱し、再検査の結果、陽性と判明した。これでGHでの感染者は入所者6人、スタッフ1人の計7人となった。

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