英語、プログラミング…V長崎の選手が資格取得に挑戦

社会保険労務士の資格取得に挑戦する鹿山=宮崎市、シーガイア・イベントスクエア

 Jリーグが中断している期間を有効活用しようと、V・ファーレン長崎の選手たちがピッチ内外で役立つさまざまな資格や技能の習得に挑むことになった。クラブと通信教育のユーキャンがタイアップして今月中旬に始動。受講を希望する「チャレンジャー」の計8選手が語学やプログラミングなどを学び、合格までの道のりをユーチューブで配信する。
 選手としてのキャリアアップや、セカンドキャリアの選択肢を広げる狙いがある。
 サッカー界で国境を越えた移籍が当たり前になっている中、亀川、玉田、秋野の3選手は英会話を学習して国際的なコミュニケーション能力を磨く。吉岡は心理学に基づいたメンタルトレーニングで「自分のパフォーマンスにつなげたい」。健康食に関心がある米田は「発酵食品ソムリエ」の資格取得に励む。
 自宅で過ごす時間が長くなっているのを生かし、大竹はプログラミングやウェブページ制作の基礎を勉強。ルーキー植中はボールペン字講座で“美文字”を目指す。
 そして、合格率が例年10%を下回る難関の社会保険労務士に挑戦するのは大卒2年目の鹿山。「学生時代から興味があり、ずっと独学で勉強していた。頑張ります」と意気込んでいる。

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