飛沫対策 段ボール製パーテーション開発 日本紙器 軽く、持ち運びしやすいのが特長

机に置き仕切るタイプの段ボール製パーテーション=時津町、日本紙器

 段ボール製造の日本紙器(長崎県西彼時津町)は飛沫(ひまつ)を遮るアイテムとして、透明の窓がある段ボール製パーテーションを開発、発売した。新型コロナウイルス感染防止対策として接客カウンターなどでの利用が見込まれる。
 個人の机をコの字形に仕切るタイプと、スタンド型があり、くり抜いた透明の窓には段ボールの印刷に使うフィルムを張った。設置場所の形状やサイズなど、要望に合わせたオーダーメードのパーテーションを作ることができる。
 もともとは自社の新型コロナ対策として二つのタイプを作った。事務所の机やカウンターに設置したところ評判が良く、4月中旬から本格的に商品として販売を始めた。時津町や長崎市の事業所などですでに使われているという。
 段ボール製なので軽く、持ち運びしやすいのが特長。いろんな置き方ができるという。杉本和基副社長は「職場などで人と人の間に設置すると安心感が得られると思う。少しでも社会に貢献できれば」と話した。
 オーダーメードは両タイプとも一つ3千円前後(税別)。スタンド型には規格品(高さ60センチ、幅90センチ)もあり、5個セットで9800円(税別)。問い合わせは同社(電095.882.2521)。

飛沫を防ぐためカウンターに置いた段ボール製パーテーション=時津町、日本紙器

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