飲食店 先払いで応援 来月からキャンペーン 前売り券購入に応じて県産品贈呈

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で収入減に苦しむ長崎県内の飲食店などを応援しようと、県は「前売り食事券」を購入した人に対し、総額1億円相当の県産品をプレゼントする「県内飲食店応援キャンペーン(仮称)」を6月上旬から実施する。期間は来年2月まで。
 キャンペーンは起業家支援会社「connne(コンネ)」(長崎市)が運営するウェブサイト「みらいの食券」と、ベンチャー企業「Gigi(ジジ)」(福岡市)のサイト「さきめし」のシステムを活用。応援したい飲食店の前売り食事券を一定金額(3千円)以上購入すれば、金額に応じて県産加工品などの詰め合わせが届く仕組み。
 経営環境が厳しい飲食店などの資金繰りを迅速に支えるのが狙い。県は、県産品の消費拡大で約1億円、飲食店への先払いで約3億円の支援効果を見込んでいる。1日に県議会臨時会で可決された一般会計補正予算に関連の1億2200万円を盛り込んだ。
 県は県内の飲食店にキャンペーンへの参加登録を呼び掛けている。登録に関する問い合わせは「みらいの食券カスタマーセンター」(電096.288.3612、メールinfo@mirai-ticket.jp)、「Gigi」(https://gochimeshi.com/)。

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