川崎駅西口に「ホテルメトロポリタン」開業 音楽やアート発信も

JR川崎駅西口にオープンした「ホテルメトロポリタン川崎」

 JR川崎駅西口(川崎市幸区)に18日、「ホテルメトロポリタン川崎」がオープンした。客室数は304室で、駅周辺では最大規模。作品展示やイベント開催などを通じ、芸術や音楽の魅力発信にも力を入れる。

 JR東日本グループの日本ホテル(東京都豊島区)が開業した同ホテルは地上16階建て。駅西口から徒歩2分で、羽田空港にも近く、ビジネスマンや国内外からの観光客の利用を見込む。

 また新進のアーティストを中心に、一部を入れ替えながら作品を展示するほか、芸術家を交えたワークショップやロビーラウンジでの音楽イベントを企画し、アートや音楽に触れ合え、交流できる場を目指す。

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が発令されていることから、レセプションやセレモニーは行われず、静かな船出となった。系列のホテルでも、外出自粛で稼働率が落ち込んでいるという。同ホテルの担当者は「厳しい状況下でのスロースタートとなったが、音楽、アートなどの魅力を発信し、地域の皆さまと一緒に頑張っていきたい」と話した。

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