《新型コロナ》経営者の資金繰り切迫 商工会議所に相談殺到

©株式会社上毛新聞社

イベント用スペースにも臨時の窓口を設け急増する相談に応じている=18日、前橋商工会議所

 新型コロナウイルスの影響で、企業経営を支援する群馬県内各地の商工会議所に、経営者からの切羽詰まった資金繰りの相談が殺到している。前橋商工会議所では融資の審査件数が4月だけで例年の1年分に膨らんだほか、他の会議所でも相談数が普段の3倍以上に急増。追加融資の相談も増え、当初は飲食店が大半だった相談者は幅広い業種に広がりつつある。

 「手元の資金が底をつきそうだった。融資のめどがつき、少し落ち着けた」。前橋市内で飲食店を経営する男性はホッとした表情で語った。運転資金の借り入れについて前橋商工会議所に相談。県や市の制度融資や日本政策金融公庫の融資など有利に借りられる資金を紹介してもらい、税理士などとも相談の上で6000万円の融資を受ける手はずを整えた。

 男性の店舗は4月中旬から休業になり、売り上げはゼロに。それでも従業員の給与や仕入れの支払いは続き、手元の資金が瞬く間になくなった。現在は持ち帰りサービスのみ。通常営業も再開予定だが、「どれくらい客足が戻るか分からない。今の利益率だと融資を返すのに何年もかかってしまう」と不安も口にした。