【特集】福知山と治水 第1章 ~由良川流域における総合的な治水対策の整備が概ね完了(2)

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■災害に強いまちづくりを目指して
〈由良川流域(福知山市域)における総合的な治水対策〉
~整備目標~
平成26年8月豪雨と同程度の降雨が発生した場合での床上浸水の概ね解消を目指し由良川本川の整備状況を踏まえつつ、総合的な内水対策を実施。

◆由良川流域(福知山市域)における総合的な治水対策とは
平成26年8月豪雨により市街地などで大規模な浸水被害が発生したことを踏まえ、同年12月に国土交通省、京都府、本市が連携し、弘法川と法川流域における浸水被害の軽減に向けた、概ね5か年の計画『由良川流域(福知山市域)における総合的な治水対策』を策定しました。
ここでは、国・府・市がそれぞれの役割を決めました。
主な役割:
○国土交通省...
排水ポンプの新設・増設
○京都府......
・河川改修
・排水ポンプと調節池の新設
○福知山市...
・調整池などの整備
・貯留施設整備と排水ポンプの増強
これらの対策が、令和2年の出水期を前に概ね概成したたことから、効果発現の準備が整いました。

◆本市が進めてきた事業
〜調整池や貯留施設整備などの整備〜
本市が整備する調整池などの容量は、弘法川流域で10万立方メートル、法川流域で11万立方メートルとなっています。
これらの調整池などは、それぞれの河川流域で降った雨が、下流に一気に流れ出ることを防ぐために、一時的に水を貯留する機能を持っています。
新しく築造するもの([1]西川調節池など)、既存の池を利用するもの([2]桃池調整池、草池調整池など)、既存のため池に貯留機能を付加するもの(市寺奥池、長谷池など)があります。
調整池などとは別に、法川流域では、雨水の貯留施設の整備も進めています。
貯留施設は、強く降った雨が側溝から溢れることで、民地や道路が冠水しないように、一時的に雨水を貯留するためのものです。これらの施設は、既存の公園、学校のグラウンドと道路の下などに埋設しています。
主に、高田貯留施設、大正東貯留施設、小谷ヶ丘貯留施設、西池貯留施設などがあります。
さらに、和久市ポンプ場を増強しました。1立方メートル/秒を増強し、より排水能力が向上しました。

◆国土交通省および京都府による事業
○国土交通省
法川排水機場、荒河排水機場、弘法川排水機場で、排水ポンプの増強を実施しました。このポンプの増強により、市街地に水が溜まることを防ぐため、これまで以上に排出することができ、浸水被害の軽減につながります。
・荒河排水機場
3立方メートル/秒のポンプを増設し、合計で13立方メートル/秒に。
・法川排水機場
15立方メートル/秒のポンプを増設し、合計で、27立方メートル/秒に。
・弘法川排水機場
9立方メートル/秒のポンプおよび排水ポンプ車ピット11立方メートル/秒を新設。

○京都府
弘法川、法川の河川改修工事を進めています。また、ポンプの新設(11立方メートル/秒)および荒河調節池(容量20万立方メートル)の工事を実施しています。

◆安心・安全のまちづくりに向けて
本市では、総合的な治水対策(弘法川・法川流域)のほかにも、土師地区において、下水道事業として内水対策を実施しています。
貯留施設として、土師宮町貯留施設、沢貯留施設、土師新町貯留施設、梅原貯留施設)が完成しました。
さらに、段畑の雨水ポンプ場築造工事により、7・2立方メートル/秒のポンプを新設しました。