復帰のロアッソ・MF田村、樋口 ピッチ駆け回り「アピール」

©株式会社熊本日日新聞社

8対8のミニゲームでドリブルするMF樋口叶(右)=県民総合運動公園
ボール回しの練習でパスを出すMF田村翔太=県民総合運動公園

 新型コロナウイルスの感染拡大による1カ月の練習休止が明けて1週間が経過した熊本。故障による長期離脱から復帰した田村翔太と樋口叶が、遅れを取り戻そうとピッチを駆け回っている。ともに、大木武監督のサッカーで鍵を握るサイドのMF。2人は「(当初3月8日だった)開幕の延期は自分にとってプラス。どんどんアピールしていく」と意気込む。

 25歳の田村は今季の練習開始から2日目の1月15日に左の中足骨を骨折。「監督が代わったばかりなのに、やっちゃった」と気を落としたが、地道にフィジカルを整え、休止明けに復帰した。

 15日の紅白戦では左サイドのMFに入った。けがの間もミーティングに参加。大木監督の戦術を理解していたつもりだったが、攻撃では位置取り、守備ではプレスに出るタイミングが悪く「全然駄目だった」。しかし、久々に仲間とボールを蹴り「サッカーできる喜びを感じている」と表情は明るい。

 樋口はユース所属だった昨年8月下旬の練習試合で左肩を脱臼。トップ昇格後もけがが長引き、練習休止直前、約8カ月ぶりに全体練習に合流した。「ユースの全国大会やトップの練習に参加できず、めちゃくちゃ悔しかった」と打ち明ける。

 18日の練習では、8対8のミニゲームでサイドを再三突破した。練習休止中に体幹トレーニングに励んだ19歳は「得意のドリブルでアシストやゴールでチームに貢献したい」と目を輝かせる。(植山茂)