パチンコ店でクラスターは発生していない! パチンコ店主妻が怒りの訴え 「テレビ局は謝罪してほしい」

緊急事態宣言時の歌舞伎町靖国通り。車通りがほとんどない。歌舞伎町内のパチンコ店は閉まっていた。(撮影・編集部)

先週まで連日にわたって、テレビ局の「クラスター警察」「自粛警察」ぶりがワイドショーなどで放送されていました。

そんな折、朝日新聞読者投稿欄に以下のような投稿を見つけました。ご本人の許可を取る事が出来ましたので一部抜粋します。また名前は編集部の判断でご本人に、もしもご迷惑がかかるといけないので、伏せてあります。

「パチンコ屋の女房です。必死に働いて納税義務を果たし、微力ながら地域貢献し堅実に生きてきました。

コロナ禍の緊急事態宣言の直後、休業要請業種などの詳細がわかる前に社員と地域のため、身を切られる思いで不安のまま休業に入りました。

(中略)

そしてパチンコの後釜に、『依存症対策』をうたいつつカジノができるとしたら受け入れ難い未来図です。緊急事態のさなかでも、公営ギャンブル開催の宣伝は連日流れ、違和感を覚えます。

(中略)

業界の雇用は、国内の自動車メーカーにも匹敵する20万人余りとされています。周辺機器などの関連業種の裾野も広く、日本経済の一端を担っています。そのことも知っていただければと思います」

「5月13日開催の記者会見における発言の一部訂正について

医師のみなさまへ

5月13日に開催いたしました記者会見におきまして、配布資料『都民の皆様と考える、これからのライフスタイル』を説明する際に『ライブハウス、パチンコ、ジムなど今回クラスターが本当に発生した場所をどう運営するか知恵がわれわれにはないが、運営の方々に新しいスタイルを考えてもらいたい』という発言がございました。

現在のところ、パチンコ店においてクラスターが発生したという情報はなく、三密の発生しやすい場所という部分で、他の施設と混同しての発言となってしまいました。関係各所の皆様におかれましては、事実誤認の発言によりご迷惑をお掛けいたしました。今後は、正しい情報を発信していくよう努めてまいります。訂正させていただくとともに深くお詫び申し上げます」

と、パチンコ店についての誤解を与えたと謝罪。

しかしワイドショーは「3密っぽいから」とばかり、関東や関西のパチンコ店の行列の模様を放送していました。

「これで視聴者にはパチンコ店=悪というイメージがついたでしょうね」(週刊誌記者)

が、冒頭の投稿欄の女性のように一生懸命働いて、税金を納めているのにもかかわらず、テレビ局側の「いい画が撮りたい」ノリのイメージ操作でパチンコ店が世間から悪者にされてしまいました(依存症の問題などはここでは置く)。

最後に、冒頭の女性に接触する事が出来ました。

「地上波で流したのだから、地上波でも謝罪してほしい」との事です。

東京都医師会は、きちんと公式ホームページで謝罪しました。では、それを煽ったテレビ局はどうケジメはつけるのでしょうか。(文◎編集部)

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