「新型コロナウイルス」の影響で案件が休止、就職支援事業の(株)向日葵ほか1社(福島)が破たん

 (株)向日葵(TSR企業コード:024493686、法人番号:4380001006310、郡山市富久山町久保田下河原96-3、設立1990(平成2)年2月、資本金1000万円、滝本忠夫社長)と、関連の(株)ひまわりキャリアサービス(TSR企業コード:150171641、法人番号:6380001008164、同所、設立2002(平成14)年6月、資本金2000万円、同社長)は5月14日、事業を停止し、債務整理を金森将也弁護士(弁護士法人金森総合法律事務所、名古屋市中村区名駅3-28-12、電話052-526-7555)に一任した。
 負債は、向日葵が約2億400万円(2018年9月期決算時点)、ひまわりキャリアサービスが約9600万円(2019年5月期決算時点)で、2社合計約3億円。

 向日葵は、福島県内で就職支援やキャリア教育などを手掛けるほか、官公庁より再就職セミナーや若年者地域連携事業を受託し、2018年9月期には売上高約1億6300万円をあげていた。
 ひまわりキャリアサービスは、同様に就職支援事業を手掛け、官公庁や企業団体が実施するセミナーへの講師派遣などを主体とし、2019年5月期には売上高約1億5100万円を計上していた。
 しかし、2019年10月には台風19号による水害で被害を受けたほか、新型コロナウイルス感染拡大により受託していた案件が休止となったことで資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。

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