覚悟はしていたが… 選手、指導者ら落胆 県中総体中止

 長崎県中総体の中止が発表された18日、県内各地で落胆の声が広がった。
 昨年、軟式野球で優勝した波佐見の坂本直隆主将は「ショックだった」。目標の全国大会がなくなった後も、切り替えて連覇を目指してきた。「県新人大会で勝って第1シード権を取り、休校中も各自で練習していたのに」と残念がった。松坂武志監督は「やりきれないが仕方ない。支えてもらった保護者の方にも申し訳ない」と周囲に気遣った。
 陸上男子の桜馬場は共通男子400メートルリレーで優勝して、全国大会出場を目指していた。エース格の達木英弥選手は「何となく覚悟はしていたけれど、目標が次々になくなって、みんな残念そうだった。個人としては、まだ秋のジュニアオリンピックがある。そこで全国トップ3に入れるように頑張る」と気持ちを切り替えていた。

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