【#今こそひとつに】医療現場は「大変な状況」 DeNA乙坂が感染拡大防止に求める自覚

DeNA・乙坂智【写真:荒川祐史】

勝負強さの光る26歳、球場外ではボランティア活動にも参加

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう今、各地では「STAY HOME」の動きが広がっている。一方で、この厳しい状況の中でも医療従事者をはじめ、社会のインフラを支える人々は、見えない敵が迫る最前線に立ち、私たちの日々の暮らしを支えてくれている。こんな状況だからこそ、身近にいる「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に対し、感謝の気持ちを抱いた瞬間があるのではないだろうか。

「Full-Count」では、野球を好きな人が、感謝の気持ちを発信する特別連載【#今こそひとつに】をスタート。リアルな感謝の声をメッセージ動画とともにお届けしている。

今回は、昨季1軍で自己最多97試合に出場し、クライマックスシリーズでは代打逆転サヨナラアーチを放つなど勝負強いバッティングで存在感を光らせた横浜DeNAベイスターズの乙坂智外野手だ。

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地元・横浜で育ち、強豪・横浜高から2011年ドラフト5位で入団した乙坂は、今季プロ9年目を迎える。競争の激しい外野で定位置を狙う26歳。2017年オフから2年連続でメキシコのウインターリーグに参加し、幅広い経験を積み上げている。

球場を一歩離れれば、人知れずボランティア活動に参加するなど、自身も社会を支える活動に励む乙坂が今、「ありがとう」の言葉を伝えたいのが「医療関係で働く人々」だ。

感謝とともに自覚を持って行動を「これからは僕たち一人ひとりが…」

新型コロナウイルスに感染した患者だけではなく、他の医療行為を必要とする人々へのケアも欠かせず、医療現場は崩壊寸前と言われるほど逼迫している。そんな過酷な状況の中で働き続ける関係者に、乙坂は頭を垂れる。

「今、現場では大変な状況が続いておられると思いますが、国民のために治療を続けてくださって、本当にありがとうございます」

病院では院内感染が発生しないように最大限の注意を払っており、乙坂も実際にその気配りを感じた様子。「僕自身も病院でお世話になった時は、安心して治療を受けられるような環境を作っていただき、本当に感謝しています」と感謝した。

この状況が収束するためには、医療関係者たちの努力や献身に頼ってばかりはいられない。医療現場で働く人々の負担を軽くするために、みんなができることがある。

「これからは僕たち一人ひとりが感染が拡大しないように心掛けて生活していきたいと思います」

今はみんなで協力し、苦しい時を乗り越えていかなければならない。その中でも、最前線で戦う人々に乙坂選手から「本当にありがとうございます」のメッセージを送ります。

○Full-Countでは、特別連載【#今こそひとつに】をスタートさせました。新型コロナウイルスの感染拡大で社会状況が厳しい中、誰もが「命を支える人」「生活を支える人」「社会を支える人」に感謝の気持ちを抱いた瞬間があると思います。医療従事者や社会インフラの維持に尽力する人たちにその思いを届けたい――。人と人との“距離”が遠い今だからこそ、みんなの心をひとつにしたい――。頑張る人たちにエールと感謝の気持ちを届けるため、様々な「声」を発信しています。また、18日に開設した新サイト「HEARTS AS ONE 今こそひとつになろう」では、野球界以外からも寄せられている著名人らのメッセージも多数公開しています。(佐藤直子 / Naoko Sato)

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