新型コロナの開発中ワクチン、有効性を確認 田辺三菱製薬、8月までに臨床試験へ

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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(国立感染症研究所提供)

 三菱ケミカルホールディングス(HD)傘下の田辺三菱製薬(大阪市)は5月18日、カナダの子会社が開発中の新型コロナウイルスワクチンをマウスに投与し、有効性を確認したと発表した。人への有効性と安全性を確かめる臨床試験を8月までに始め、2021年11月までの終了を目指す。22年にもカナダで供給を始めたい意向で、その後日本での展開を検討する。

 カナダの子会社はメディカゴ。ワクチンの作製で一般的な鶏卵ではなく、植物の葉で培養する技術を持つ。マウスを使った実験では、投与後10日でウイルスへの免疫がつくられることを確認したとしている。

 新型コロナのワクチンを巡っては世界保健機関(WHO)が、118の計画が進行中とするリストを公表。うち欧米や中国の8剤は人への臨床試験の段階に入っているという。