「笑点」史上初の“リモート大喜利”。春風亭昇太「座布団のやりとりをどうするのかに期待してください」

日本テレビ系で5月24日に放送される「笑点」(日曜午後5:30)では、林家木久扇、三遊亭好楽、三遊亭小遊三ら各師匠が自宅から挑む“リモート大喜利”を実施。1966年5月15日に放送が開始され、54年目の歴史を持つ番組史上初の試みとなる。

大喜利を自宅からリモートで行うという初めての取り組みになるが、番組の形態が決まっているため「座布団の獲得や没収はどうするのか?」「師匠同士のやりとりはどのように行われるのか?」などの疑問点に、どのような工夫を凝らすのかに注目。また、自宅にある物品を活用して“ダジャレ小噺”を作成するが、遠隔ならでは難点が発生してしまう。そして、本番中に、あるメンバーの自宅付近を通過する救急車のサイレンの音が入り込んでしまうというハプニングも。さらに、誰かの夫人も登場するという、これまでにない一幕も見られる。

番組の司会を務める春風亭昇太は、この新たな挑戦に「まさか収録をリモートでするなんて夢にも思っていませんでした」と驚くが、「どんな状況になっても、少しでもテレビをご覧の皆さんに楽しい気持ちになってほしいと思っています」と意気込みを宣言。「リモートならではのハプニングがあったり、私以外のメンバーは自宅からなので、どなたかの奥さまやペットが映り込んだり、普段とは違う映像をお楽しみいただけるかと思います」と見どころを挙げる。視聴者が気になる座布団のやりとりをどうするのかという点については、「ぜひ期待していただいて、楽しんでいただければ幸いです」とアピール。

番組開始55年目に突入し、番組史上初となるリモートシステムを使用した5月17日の放送では、番組50周年を取り上げ、4年前に勇退を発表して生放送で最後の大喜利に臨んだ桂歌丸師匠の雄姿を振り返っていた。

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