セキュアとモルフォ、防犯カメラの映像からイベント広場での混雑状況を判定する映像解析ソフトウェア「Crowd Counting」を導入開始

近年では、防犯カメラ映像を活用する需要が高まっており、特に大規模なアミューズメント施設やイベント会場等、来場者が密集するような状況の人数を把握するニーズが増加している。物理セキュリティのコンサルティングを行う株式会社セキュアと、画像処理技術およびAI技術の研究開発を行う株式会社モルフォは、防犯カメラの映像からイベント広場での混雑状況を判定する映像解析ソフトウェア「Crowd Counting(仮称)」の導入を発表した。同システムは、近日リニューアルオープン予定である東京都新宿区の新宿住友ビル 全天候型アトリウム内三角広場に防犯カメラを設置し、カメラの映像から人数の情報を分析して三角広場内の来場者数が一定数以上になった場合にアラートが自動発報される。これにより、イベント広場の混雑状況を同ビルの防災センターにてモニタリングできるシステムを構築する。

映像解析結果のイメージ

三角広場イベント開催イメージまた、昨今の新型コロナウイルス感染症に関する情勢を踏まえ、人の密集情報を視覚的に表現する機能を追加開発し、過度な密集状況が発生しているエリアを逸早く把握することを可能とした。同機能は人の密集による感染拡大の防止のほか、人の密集による様々な人的被害の抑制等、様々な用途への活用を図る。同システムを導入することで、エリアの入場規制などのオペレーションに活用できるほか、入場者数や混雑状況の把握に要するモニタリング業務のコスト削減や、定量的な混雑状況の把握で施設内の誘導員等の運用改善も期待される。

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