伊勢山皇大神宮が創建150年 新型コロナで記念大祭は来年に延期

創建150年を迎えた伊勢山皇大神宮で行われた神事

 横浜総鎮守の神社として知られる伊勢山皇大神宮(横浜市西区宮崎町)が15日、創建150年を迎えた。予定していた記念の大祭は新型コロナウイルス感染拡大のため来年に延期し、例祭を厳かに行った。

 150周年を記念して伊勢神宮(三重県伊勢市)から移築された本殿で、神職が神事を執り行い、堀尾伸一・同皇大神宮奉賛会会長らが参列。阿久津裕司宮司代務者は、「毎日疫病沈静の祈願をしているが、こんな時でも参拝者は絶えず、市民の心のよりどころになっていると実感している」とあいさつした。

 同皇大神宮は1870年、県により開港後間もない横浜に創建された。150年の記念行事として、横浜・みなとみらい21(MM21)地区での流鏑馬(やぶさめ)やみこし渡御が予定されていたが、コロナ禍で来年に延期となった。

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