新型ウイルス 伊賀市が補正予算案発表 感染対策に10億9800万円 三重

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【記者会見で、一般会計補正予算案を発表する岡本市長=伊賀市役所で】

 【伊賀】三重県の岡本栄伊賀市長は19日の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の対策費として約10億9800万円を追加する一般会計補正予算案を発表した。市立小中学校の給食費3カ月分を無償化するほか、売り上げが落ち込んだ事業者に20万円を支給する。補正予算案を含む7議案を22日の市議会臨時会に提出する。

 無償にする給食費は6―8月までの3カ月分で、市立小中学校の児童生徒が対象。感染拡大を防ぐため市立小中学校を臨時休校した影響で、家計で食費の負担が増していることから支援する。

 国の「持続化給付金」の条件に該当しない事業者も市が独自に支援。従業員数が20人以下で、前年同月と比べて売り上げが30%以上50%未満減少した事業者が対象。1250件の申請を見込む。

 このほか、農業者や畜産業者に対し、収入保険制度などの免責部分の9割を助成する補助金として約3200万円を計上。小中学生1人当たり3千円分の図書カードを配布する事業費約1900万円も盛り込んだ。

 財源は国の臨時交付金約3億300万円や市債1億8600万円などから捻出。市の貯金に当たる財政調整基金から約4億9900万円を取り崩す。市によると、同基金の残高は年度末で約47億円となる見込み。

 岡本市長は「徐々に社会生活や経済活動を始めるが、新型コロナウイルスが収束したわけではない。ウイルスと共存する中で、今まで以上に身を守る行動を取りながら地域社会を守っていきたい」と述べた。