県弁護士会が無料相談、あすも コロナ禍 資金繰り、労務、DV…

電話で相談を受ける弁護士=長崎市内

 新型コロナウイルス感染症の流行を受け、長崎県弁護士会(中西祥之会長)はコロナ関連の悩みに特化した電話による無料法律相談に取り組んでいる。初日の14日には3時間で8件の相談が寄せられた。21日にも2回目の電話相談を実施する。
 相談初日の14日。県弁護士会の事務所では、弁護士3人が代わる代わる電話を取り、相談に応じていた。コロナの影響で収入が激減した事業者の悩みや、給付金の申請方法などの相談が県民から寄せられた。
 資金繰りや労務問題、ドメスティックバイオレンス(DV)など、コロナ禍で浮き彫りになったさまざまな問題について相談できる態勢を取っている。同会では感染防止のため4月中旬から面談相談を休止しているため、コロナ関連の相談をしたい人が一定数いるとみて実施に至った。
 中西会長は「社会生活を正常に戻していく作業の中で、われわれも何かお手伝いできるのでは。遠慮なく電話を掛けていただきたい」と呼び掛けている。
 相談は21、28日のいずれも午後1時~4時、専用ダイヤル(電095.824.0052)で受け付ける。問い合わせは同会(電095.824.3903)。

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