キスしてくる客から身を守る!? これがコロナ後の新しいホストクラブの形だ!

ホストの街、歌舞伎町を上空から(撮影・編集部)

日本テレビの朝の情報番組『スッキリ』でフェイスガードを着用するホストクラブの新しい接客スタイルが、報じられました。

歌舞伎町でホストクラブを5店舗経営するgroupBJ・一条ヒカルは3月28日から営業を休止していましたが、営業再開に向け、市販のフェイスシールド、手袋を使用するという独自のマニュアルを作成し、来週から昼営業の「ホスカフェ」をスタートさせるそうです。

「日本テレビはヤラセが多いから、またか、と思われたかもしれませんけど、最近は、制作会社を厳しくチェックして、仕込みはできなくなっているんですよ」(テレビ番組制作会社ディレクター)。

筆者の猜疑心は晴れました。

「面白いね。最近の店はスゴイね。そこまで発想なかったよ。回し飲み禁止とか、アルコール消毒、空気清浄機、手洗い徹底とか普通のコロナ対策しかしていなかったけど、アニメキャラ、ゲームキャラを演じるコスプレ的な要素も取り入れて、お客様を楽しませることができそうだね」

老舗のホストクラブのOBで、ホストクラブの顧問は語っています。早くもマネして準備に入っている幹部もいます。

「ウチも真似したい。フェイスカバーは良いですね。強引にキスしてくる客から身を守る実益もあります。コロナ収束後も使いたいです。肉食系の客に唇奪われて、セクハラだって店を辞めていく草食系ホストを保護するためにも有効活用できそうです」

と他のホストクラブの幹部は語っています。

東京・新宿歌舞伎町では、9割のホストクラブが休業しています。休業している間も家賃等固定費は出ていきますし、従業員も生活できなくなってしまいます。ただ、クラスター化するリスクを避けるためには、どうするか悩む経営者は多いです。

コロナ禍で生き残って営業再開するには、ホストクラブの接客スタイル革命が必要なのかもしれません。(文◎青空のぞみ)

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