中国から恩返しのマスク1万2千枚 白浜町へ、パンダが縁

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中国・四川省成都市の成華区から届いたマスク(19日、和歌山県白浜町役場で)

 中国・四川省成都市の成華区から、和歌山県白浜町にマスク1万2千枚が寄贈された。新型コロナウイルス感染拡大を受けて町などが県を通じ応援メッセージの動画を送ったことへの「恩返し」という。

 マスクは19日、町役場に届いた。段ボールには「心を一つにしてともに新型コロナウイルス感染症と戦いましょう」とのメッセージがあった。

 区内には「成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地」があり、白浜町の「アドベンチャーワールド」と共同でパンダの繁殖研究をしている縁がある。町によると、区から「自治体同士で交流できないか」という打診もあった。

 新型コロナの関係では、県が2月、メッセージ動画を四川省などへ送信。この中には、井澗誠町長が「四川、頑張れ」などと語るメッセージも含んでいた。その後、成華区から「勇気づけられた。助けになることはないか」と、県を通じて町にマスク寄贈の申し入れがあったという。

 井澗町長は「備蓄マスクが不足している状況であり、(今回の寄贈は)非常にありがたい」と話している。

 成華区は人口約94万人の都市。パンダ繁殖研究基地には、アドベンチャーワールドで生まれ育った16頭のうち11頭が渡っている。

 白浜町ではこれまでに、韓国の泰安(テアン)郡と2017年10月に、果川(カチョン)市とは09年6月に、それぞれ提携している。また白良浜とハワイ・ホノルル市のワイキキビーチは00年7月、姉妹浜提携している。

 県は19日、四川省と交流を発展させるための覚書を交わしたと発表している。

■大阪の企業から1万枚

 不動産業などを手掛ける「寺西産業」(大阪府茨木市)もこのほど、町にマスク1万枚を寄付した。町内に保養所を持っているという。寺西宣之社長らが町役場を訪れて井澗誠町長に手渡した。