香山リカさん講演、トラブル懸念で後援不承認「表現の自由、最大限尊重を」京都弁護士会が声明

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京都弁護士会館(京都市中京区)

 京都府長岡京市で4月に予定されていた精神科医・香山リカさんの講演会の後援申請を同市が不承認とした問題で、京都弁護士会(日下部和弘会長)は20日、地方公共団体は後援判断に際し、表現の自由を尊重するよう求める会長声明を出した。

 声明では、今回は具体的な危険性の兆候がなかったと指摘。その上で、「不当な圧力に屈することなく、また抽象的な危険の可能性に過度に反応することなく、憲法が保障する表現の自由を最大限尊重した対応をとること」と呼び掛けた。
 長岡京市は、2018年に南丹市の催しで香山さんの出演を巡って妨害を示唆する予告があったことから、「後援を基に参加した市民がトラブルに巻き込まれる可能性がある」として後援申請を不承認とした。講演会は新型コロナウイルス感染拡大を受けて延期された。