【MLB】球団別プロスペクトTOP10:ニューヨーク・ヤンキース

1位:ジェイソン・ドミンゲス(OF)
2019年7月に、国際アマチュアの契約金としては球団最高額の510万ドルで入団した超新星。まだプロデビューもしていない17歳ではあるが、比較対象としてミッキー・マントル、ボー・ジャクソン、マイク・トラウトらの名前が挙げられるなどその期待の高さがうかがえる。

2位:クラーク・シュミット(RHP)
2017年ドラフト1巡目(全体16位)指名。ドラフト直前に受けたトミー・ジョン手術の影響で去年がプロ入り後初のフルシーズンとなったが、防御率3.47、K/9 10.1を記録する上々の一年を過ごした。持ち球や制球面の評価も高く、懸念点は耐久性だけか。

3位:デイビー・ガルシア(RHP)
マイナー全体でもベストとの評価を受ける、回転量、変化量の多いカーブが代名詞。マイナー通算K/9 12.7の奪三振マシーンではあるが、175センチ、73キロと先発投手としてはかなり小柄な体格と制球面の荒さから先発適正には疑問符も。

3位のガルシアはカーブが代名詞

4位:オズワルド・ペラザ(SS)
洗練された野球スキルと潜在能力の高さを併せ持ったタレント。23盗塁を記録したプラスのスピード、SSに必要な要素を全て備えた守備力、シンプルなスイングい支えられたコンタクト能力に定評があり、優れた打球速度に表れているパワーポテンシャルをどれだけ生かすことができるかが今後の鍵。

5位:ルイス・ギル(RHP)
常時95~98マイル、最速101マイルに達する、ヤンキース傘下でベストの評価を受けるファストボールが武器。ブレーキングボールはスライダーのような球速で、カーブのような変化を見せる。メジャーでも先発として活躍するためには、制球面と変化球の安定感を磨くことが必須。

【MLB】球団別プロスペクトTOP10:索引

6位:アンソニー・ボルプ(SS)
2019年ドラフト1巡目(全体30位)指名。高卒ながら洗練された野球スキル、野球IQが光る。傑出したツールがなくスターポテンシャルではないが、走攻守全てにおいて穴がなく、ソリッドなレギュラーへの成長が期待できる。単核症という病気の影響もあってプロデビューは低調だった。

7位:ルイス・メディーナ(RHP)
最速102マイルを記録するファストボール、ダブルプラスのポテンシャルを見せるカーブ、スプリッターのような変化のチェンジアップという素晴らしいレパートリーと、マイナー通算BB/9 7.1を記録する壊滅的なコントロールが同居する。フォームに力みはなく、制球面の問題は精神的な理由によると見る向きも。

8位:アレクサンダー・ビズカイーノ(RHP)
最速100マイルに達するファストボールと、スプリッターのような変化の90マイル前半のチェンジアップのコンビネーションで攻める。去年は球威が上がり、制球面で進歩を見せる素晴らしい一年を過ごした。次の課題は現時点では平均以下の評価を受けるスライダーの改善。

9位:ロアンシー・コントレラス(RHP)
90マイル半ばのファストボールは動きはないが、優れたエクステンションと投球角度の恩恵を受けている。その他には大きく沈むチェンジアップと、平均レベルのカーブを投げる。持ち球のレベルは傑出していないが、優れた投球術を備えた、ヤンキース傘下の他の投手プロスペクトとは違うタイプ。

10位:ヨエンドリー・ゴメス(RHP)
プロ入り後に球威が上昇し、ファストボールは最速97マイルを記録するほどになった。回転量の多いカーブはポテンシャルを秘めており、チェンジアップも発展途上にある。投球フォームも安定しており、スラリとした体格に筋肉がつけば優秀な先発投手への成長が期待できる。

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