こんにちは!シュライカー大阪トップチーム監督の永井義文です!
いつもコラムにお付き合いくださりありがとうございます。
永井家では何か問題が起こると、父が「今日の夜ご飯食べた後、家族会議をしまーす」と家族全員に招集をかけます。
この招集がかかると、僕たち兄弟は「龍なんかした?」や「お兄ちゃんなんかした?」と聞き合ったり、家族会議の議題が自分のことであるとハッキリわかっている時は、心臓がバクバクしたり、体がそわそわしていたことを、今でも鮮明に覚えています(笑)。
家族会議で大事な事は、まずは「聞く」「話させる」という事です。
僕ら兄弟は「なぜ嘘をついたの?」、「ケンカの原因はなんだと思う?」など、まずは子ども間でコミュニケーションを取らせます。
ケンカをした場合、家族会議まで話をしていないことがあるので、ここでまず兄弟間のコミュニケーションが取れます。
そして、その問題を解決するために何をすべきかを兄弟に話させます。その中で、足りないことがあればご両親が補足してあげて下さい。
私の父と母はこのように家族会議を実施していました。
これは兄だけの問題でもそうです。
兄が学校で問題を起こしたりした場合、兄だけの問題でも家族会議を開きます。
「どうしたらこの問題を解決できるのか?」、「解決するために兄弟間でできる事はないのか?」を家族会議で決定します。
兄の問題を家族で話し合うことで、家族の絆は深まりますし、兄の失敗を共有することで、弟は同じ失敗を繰り返す可能性は少なくなります。
また家族のルールも家族会議で決めると良いでしょう。
携帯電話、ゲーム時間、勉強時間、テレビ時間、門限などなど、話し合う事は多くあります。
子どもはこの家族会議の中でコミュニケーションの質(聞く・話す・考える)を深めていくことができるのです。