世界最大の卸売市場に吹くライブコマースの風 浙江省義烏市

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世界最大の卸売市場に吹くライブコマースの風 浙江省義烏市

 【新華社杭州5月21日】中国浙江省義烏市は商品の卸売から始まり、今やグローバルに開かれた「世界の雑貨・日用品市場」に成長、新型コロナウイルスの感染拡大の影響下にあっても、急成長中するライブ配信型電子商取引(EC)「ライブコマース」の最前線として新たなチャンスを迎えている。あらゆるものがそろう義烏市場の優位性に引かれ、大手のライブ配信プラットフォームやライバー(配信者)が殺到している。

 義烏国際商貿城の一角にある特設「淘宝直播(タオバオライブ)」配信用ブースには、撮影照明用のいわゆる「美顔ライト」、パソコン、スマートフォンなどが並ぶ。そこに座った「80後(1980年代生まれ)」の女性配信者、「大大王」さんは、カメラ越しに視聴者とやりとりし、最新ファッションに身を包み、ネックレス数種類とトレンドの着こなしを紹介していく。

 新型コロナウイルスの感染拡大により海外取引が伸び悩む一方、「宅経済(巣ごもり消費)」が活況を呈している。大大王さんのここ1カ月の商品販売額は300万元(1元=約15円)を超えており、多い時で1日28万元を売り上げるという。商品によっては、1回のライブ配信で2千~3千件の注文が入ってくる。

 同商貿城電商部のスタッフによると、市場の店舗とライブ配信者の提携モデルには2種類あり、一つは配信者が自身で販売数を決めて店舗から商品を仕入れる方法で、もう一つは店舗とライブ配信プラットフォーム、配信者の3者で利益を分配する方法。後者では、店舗の取り分は30~50%程度になるという。(記者/鄭夢雨、魏董華)