最強チーム決定戦 1961年ヤンキースなど16チームが2回戦進出

シミュレーション・ソフト「Out of the Park Baseball 21」を使用して最強チームを決定する企画の第2弾「MLBドリーム・ブラケット2」が日本時間5月22日に開幕し、1回戦の32組の対戦のうち16組の対戦が行われた。最大7試合の4勝先取制で勝者が決定され、1961年ヤンキース、1985年ロイヤルズ、1954年インディアンス、1983年ホワイトソックス、1969年カブス、1984年パドレスはそれぞれ対戦相手をスイープ。この6チームを含む16チームが2回戦進出を決めた。

1961年ヤンキースは、1979年エンゼルスを4試合連続で2得点以下に抑え、4連勝で2回戦進出が決定。ホワイティ・フォードを中心とする先発投手陣が防御率2.22の好投を見せ、救援投手陣も11.2回で1失点と安定していた。打線では、左翼手のヨギ・ベラが打率.529(17打数9安打)を記録。正捕手のエルストン・ハワードもチーム最多タイの6打点を叩き出した。

ニグロリーグから参戦したチームでは、1935年ピッツバーグ・クロフォーズが第7戦までもつれる熱戦の末、2012年ナショナルズの前に3勝4敗で敗退したものの、1931年ホームステッド・グレイズは4勝1敗で1985年ブルージェイズを撃破。初戦を落としたあと、第2戦でサチェル・ペイジが2安打完封で流れを引き寄せ、第3戦からの3試合は合計24得点と打線が機能した。殿堂入りの名選手オスカー・チャールストンが打率.455、2本塁打、7打点の活躍で打線を牽引。今後どこまで勝ち進むか注目される。

日本時間5月22日に行われた1回戦の結果は以下の通り(スコアは勝敗を表す)。

ア・リーグ ブロック1
1961年ヤンキース 4-0 1979年エンゼルス
1931年グレイズ 4-1 1985年ブルージェイズ
2004年レッドソックス 4-1 2008年レイズ
1996年レンジャーズ 4-1 1968年タイガース
1985年ロイヤルズ 4-0 1972年アスレチックス
1954年インディアンス 4-0 2005年アストロズ
1983年ホワイトソックス 4-0 1965年ツインズ
1970年オリオールズ 4-2 1995年マリナーズ

ナ・リーグ ブロック1
1975年レッズ 4-2 2007年ロッキーズ
2012年ナショナルズ 4-3 1935年クロフォーズ
1957年ブレーブス 4-2 2001年ダイヤモンドバックス
1967年カージナルス 4-2 1982年ブリュワーズ
1960年パイレーツ 4-3 1980年フィリーズ
1969年カブス 4-0 1954年ジャイアンツ
1997年マーリンズ 4-2 1969年メッツ
1984年パドレス 4-0 1955年ドジャース

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