金田城跡の観光施設整備へ 対馬市、3年で総額1億円規模

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古代山城の石塁が残る城山の景観=対馬市、国指定特別史跡「金田城跡」

 対馬市は21日、同市美津島町にある飛鳥時代の古代山城「金田城跡」(国指定特別史跡)について、本年度から3カ年計画で総事業費1億円規模の観光施設を整備する「新たな観光地づくりプロジェクト」に取り組む方針を明らかにした。金田城跡であった市議会産業建設委員会の所管事務調査で説明した。
 市によると、金田城跡は日本城郭学会が2017年に「続日本100名城」に選定したことなどを受け、観光客数が増加傾向にあるが、国特別史跡の指定範囲内には駐車スペースが車数台分しかなく、トイレもないため、多くの観光客を受け入れることが難しい。
 同プロジェクトは事業費の半額が補助される国の地方創生推進交付金を申請し実施する予定で、採択されれば約10台分の駐車場と、微生物の力でし尿を分解し携帯電話の電波を通じて遠隔管理できる「完全自己処理型水洗トイレ」1基、石塁などの鑑賞ポイントを仮想現実技術(VR)を使って解説するガイダンス設備を設ける。
 産業建設委員会の委員6人は新たな駐車スペースなどの候補地2カ所を視察し、市職員から説明を受けた。