関西の世界遺産・霊峰静かな再開 高野山・比叡山

 関西の世界遺産も拝観、入山を再開させる。
 比叡山延暦寺(滋賀県大津市)は拝観を24日から再開する。当面は拝観時間を短縮する。

比叡山延暦寺・大講堂

 延暦寺は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月20日から拝観を停止、境内の立ち入りを禁止していた。

「不滅の法灯」分灯式(2020年4月)

 比叡山を開いた伝教大師・最澄が亡くなり2021年6月に1200年を迎えるのを前に、延暦寺・根本中堂で灯し続けているとされる「不滅の法灯」全国行脚については、 現状に配慮し2か月程度延期する。

高野山金剛峯寺(和歌山県高野町)は16日に再開。緊急事態宣言が解除されたことを受けた措置。

高野山・奥の院(2020年3月「正御影供」※許可を得て撮影しています)

 5月3日には壇上伽藍で、新型コロナウイルスで亡くなった人を弔い、早期の感染終息を祈願する法会が関係者だけで営まれた。金剛峯寺は「インバウンド(外国人観光客)が多く、感染予防策をしっかりし、受け入れ態勢を万全にしたい」としている。

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