新“黄金比率” 柿の種7対3発売 亀田製菓 40年ぶり変更

ピーナツの比率が7対3に変更され発売となった「200g 亀田の柿の種 6袋詰」(右)と、従来比率の商品

 亀田製菓(新潟市江南区)は21日、主力シリーズ「亀田の柿の種」の柿の種とピーナツの比率(重量比)を従来の「6対4」から「7対3」に変更した「200g 亀田の柿の種 6袋詰」を全国で発売した。比率が見直されるのは約40年ぶり。

 昨年行った比率に関する投票キャンペーンで「7対3」が最多の支持を集めたことを受けた。1月に社内に専門チーム「比率見直し委員会」を組織し、製造設備や賞味期限などについて検証。3月に「6対4解散宣言」として比率変更を発表した。

 見直しにより、1個包装当たりの平均で柿の種の数は約4.6粒増え、ピーナツは約1.8粒減った。栄養成分は6キロカロリー減って151キロカロリー。脂質は1.1グラム減り、炭水化物は1.6グラム増え、食塩相当量は0.02グラム増えた。

 全国のスーパーなどで従来の「6対4」商品から順次入れ替える。参考小売価格は約280円に据え置く。同社は「投票を経て生まれた新しい“黄金比率”を楽しんでほしい」としている。

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